深夜のランダム・ウォーク

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デスマーチからはじまる異世界狂想曲 第2話

タイトルから判断すると、このアニメは、異世界転生(?)ものらしい。

 

さらに、どうやら「異世界はスマートフォンとともに」と同じ、ハイスペックな主人公が無双するパターンのようである。

 

イセスマのように魔法を覚えたり魔物を討伐したりするのかと思っていたが、観光と食事シーンに尺をさいたのは意外であった。

 

ところが、この食事シーンがまったく美味しそうじゃないのである。

 

第1に、メニューが微妙だ。

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イノシシのステーキとといわれても、想像できないし、美味しそうな感じがしない。

 

 

第2に、画が良くない。

 

最近は、ラーメン大好き小泉さん食戟のソーマなど、超絶作画によるアニメが多い。
それに比べると、数段見劣りしてしまう。

 

第3に、このアニメは主人公の「夢の世界」、さらにいうなら「ゲーム」の夢をみているような印象を受けてしまうため、食事といっても現実感がまるで無いのである。これは、かなり致命的な点だ。

 

例えば、「ソードアートオンライン」はゲームの中の話がメインであるが、ゲームの中で死んでしまうと現実の肉体にも死がもたらされる。ゲームの中といっても、現実とリンクしているので、アスナがつくった料理なんかは非常に美味しそうである。

 

しかし、デスマーチでは、主人公が転生しているかどうかの描写はなく、さらにゲームウィンドウが出てくるため、「他人が夢の中でみているゲーム」を視聴者がみているという状況になっている。このため、話が現実感に乏しく、料理シーンをみてもなんの感情もわいてこないのだと思われる。

 

ゲームの夢、ということになれば、もうなんでもありだ。

 

実はこれは夢でした、というのは、アニメや漫画で一番しらけるパターンである。

今のところ、目が覚めたら全部なかったことになる・・・ような雰囲気が漂っている。そんな話が、はたして面白いといえるだろうか・・・?

 

デスマーチでは、何を狙ってこういう展開にしたのかは分からないが、このような詳細な食事シーンを描くのであれば、主人公サトゥーはなんらかの原因で、魂ごと異世界に転生した表現を早めに入れるべきじゃなかろうか。


それこそ、デスマーチの果てにサトゥーの本体は会社で亡くなってしまっており、異世界で死ぬとサトゥーの魂はもう復活できないとか。

 

今のところ、世界観を丁寧に説明していること、女の子の作画はいいこと、サトゥーが善人であることなどに好感を持っているので、第3話をみようとは思っているが、主人公の魂や肉体がどのような状態にあるのか説明されないのであれば、切り捨てゴメンとなりそうだ。