深夜のランダム・ウォーク

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第3話

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なんという超絶作画。

細かく書き込まれた人物の髪、瞳、服が、様々な構図で滑らかに動く。

ブローチやタイプライターなどの小道具の質感も美しい。

 

このアニメの放送前に、何度かCMをみていたが、CM用だからこそのクオリティなのだと思っていた。

 

まさか、あのCMのクオリティを保ったまま、本編が放送されるとは思わなかった。

 

ヴァイオレットエヴァーガーデンをみたら、他のアニメの画が陳腐に見えてしまいそうだ。いや、もう実際に、そうなっているが。

 

加えて、光の表現もすごい。

 

変な言い方かもしれないが、画のはずのキャラクター達が、自然光で光っているようにみえるのだ。

 

ストーリーの方でも、その光を上手く使っている。

 

ルクリアがヴァイオレットに両親や兄のことを話すシーンでは教室を薄暗くし、次にヴァイオレットがルクリアに兄に手紙を届けるシーンは、ランプの光だけがヴァイオレットとルクリアの兄を照らし出す。

そして、ヴァイオレットが講師から卒業の印を受けるシーンでは、教室に鮮やかな朝日か差し込む。

 

登場人物たちのセリフだけでなく、光の表現も、ヴァイオレット、ルクリアの心情を描写していて、実によく考えられていると思う。

 

京アニは、作画技術だけでなく、このへんの細やかさも、他のアニメ会社の追随を許さない。

 

深夜アニメは乱立しており、少ないパイを争って、各社しのぎを削っているところだと聞く。他のアニメ会社は、このヴァイオレットエヴァーガーデンをみて、戦々恐々としているのではなかろうか。