人気コミックスだし、あちこちの感想サイトを見ても、評判は悪くない。
それをつまらないと思ってしまうのは、自分の好みに合わないということなのだろう。
今回のエピソードは、五つ子5人揃って花火をみる―――――
という目的のためにフータローが奔走するわけだが・・・
全然盛り上がらなかった。
とりあえず、その「五つ子5人揃って花火をみる」ということが、こちらに取ってみると、どうでもいいことというのがよろしくない。
しかも、5つ子達も、5人揃うことをそんなに重要視していないし。
だから、フータローが空回りしているようにみえてしまう。
そのフータローのセリフなんだけど、
フータロー「(この関係を友達とは言えないが…あの時、咄嗟に出た言葉が一番しっくりくる)俺はこいつの…こいつらの…パートナーだ。返して貰いたい」
申し訳ないけど、全然しっくりこない。
じゃあ、なんて答えればいいか?
友達?家庭教師?どれもしっくりこない。
三玖ちゃんを連れもどす理由にはならないだろう。
同じようなシチュエーションが、「僕たちは勉強ができない」でもあった。
ぼくたちは勉強ができない 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 筒井大志
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/07
- メディア: Kindle版
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ネタバレになるけれど、「僕たちは勉強ができない」の主人公は、自分の立場を説明することはできなかった。
だけど、それが正解に近いんじゃないだろうか?
男が、大事な女の子を体を張って守る。
そこに立場は関係ないじゃないか。
そのほか、時間に遅れたのにオーディションを受けられてしまうというリアリティの無さはどうかと。
こういうゆるふわ恋愛アニメにリアリティを求めてもしょうがないのかもしれないけれど、この「時間に遅れる」というくだりは必要だろうか?
というか、花火をやってるぐらいだから時間は午後の7時以降だと思うけど、そんな時間にオーディションが行われるというのも不自然だ。
そして、目を開けて寝ているというフータロー。
面白いかな、これ・・・・もう平成も終わるというのに、これは昭和の時代のネタだろう。
あまり、センスがいいとは思えない。
作画も特別いいとは思えないし、演出で原作が生きているようにもみえない。
原作とアニメ化技術の相乗効果で面白さを増しているであろう、同じ恋愛アニメの「かぐや様」と比べると、五等分は、かなり物足りなさが残る。
原作は、ずいぶん評価が高いし、他サイトによるとアニメの評価も悪くない。
だけど、これはもう見なくてもいいかな。