「かつて神だった獣たちへ」が、無事大団円を迎えた。
世界観の設定はいい。
しかし、それを生かしきれていない。
特に上手く行っていないのが、ハンクの戦う理由だ。
いずれ狂ってしまう擬神兵を倒すため。
それはわかる。
だが、それはなんのためか?
おそらくは普通に暮らしている人々に迷惑をかけないため、なんだろう。
しかし、この世界で出てくる人間たちは、とにかく醜い。
だから、仲間をとにかく殺そうとしているハンクよりも、ケインの言ってることのほうが説得力があったりする。
もっと面白くなりそうな感じがしたけれど、ちょっと期待はずれだったかな。