TVアニメ『アサシンズプライド』は、天城ケイ氏による同名ライトノベルのアニメ化作品である。
オープニングからのかっこいいアクション。
美しい背景や、独創的な都市。
怪我をした猫を主人公が拾い上げると、猫が何事もなかったように走っていく。
これで、主人公が、剣だけじゃなく、治癒魔法的なものを使えることが伺える。
すごくセンスのある表現だ。
―――――ここまでは、もしかしたら面白くなるかもしれないという期待が高まってくる。
しかし、「お嬢様」メリダが現れたあたりから話がおかしくなってくる。
とりあえず、2階の柵の上に登っていたのが謎。
そして、スカートを抑えて・・・?わけがわからん。
で、こいつはマナを持たないメリダを暗殺しにきたらしい。
クーファがメリダに感情移入した理由も薄いし、キスする意味があったか?
かなり説明不足だな、と思いつつ、原作のコミックスを読んでみた。
第1話は、いいところまで読むことができる。
コミックスは、かなり面白い。
メリダが、なんで柵の上に登っていたのかも理由がわかる。
アニメも、お嬢様がマナを覚醒するまで詰め込むべきじゃなかった。
一見、ヒーローにみえるクーファが、実はお嬢様を暗殺に来た、というラストのほうが、はるかに視聴者の興味を引くはずだ。
なんといっても、タイトルは「アサシン」だし。
残念ながら、はずれの脚本家に当たったようだ。
とりあえず次回もみるけど、こんな調子なら、観る価値は少ないかな。