「ターミーネーター」は、今でも人生ベスト10に入る映画の一つだ。
最初の第一作目を見たときの衝撃は忘れられないし、第二作目はさらに素晴らしかった。
「ニューフェイト」は、そんな思い入れのある作品の「続編」であるという。
その感想を一言で表すことは難しい。
評価の基準のハードルが高くなってしまうからだ。
それでもなんとか一言でまとめるなら、「悪くない」ということだろうか。
以下、ネタバレの感想へと続く。
1.ストーリー
今、CGでは、あんなに精度の高い映像ができるんだな・・・技術の進歩はすごいものだ。
さて、ターミネーターのストーリーは、警察病院の精神科の医師「ピーター・シルバーマン」が言っていたように、ほぼつじつまがあっている。
それをひっくり返すのだから、ニューフェイトのストーリーには、飲み込めないところが多かった。
だがしかし、それは映画を見る前から想像できていたこと。
多少のストーリーのおかしなところは目をつぶるつもりだった。
とはいえ、さすがにスカイネットを無かったことにしたのはどうかと思った。
それと、スカイネットが無かったことになったのに、ジョン・コナーを何度もターミーネーターが襲いに来るのは、どう考えてもおかしすぎるんじゃない・・・?
2.キャラクター
登場したキャラクターは、みんな素晴らしかった。
特にリンダ・ハミルトンの存在感は抜群。
この映画にむけて鍛えてきたというだけあって、とても62歳とは思えない活躍であった。
新キャラのグレースも良い。
長身から繰り出すアクションは迫力十分。
今回の映画を盛り上げてくれた。
新型ターミーネーターのREV-9も悪くない。
3.アクション
アクションは相変わらず素晴らしい。
映像もすごいけど、よくこんなすごいアクションのアイディアを思いつくものだ。
ただ、ダムの水中のシーンは暗くてよくわからなかったので、昼のシーンにした方が良かったかもしれない。
4.まとめ
ストーリーはまぁこんなもの。
キャラクターはいい感じ。
アクションは素晴らしい。
最高の映画かと聞かれると、どうしても名作ターミーネーターと比べてしまうので評価のハードルが高くなってしまうけど、レイトショー1300円でみたので、悪くはない映画であった。