クズ竜が見事竜王の座を守りきってジ・エンド。
出てくる女子キャラはみんな魅力的で、特に姉弟子の可愛さは今期No.1といってもいいほど。
話の方も、将棋が分からなくてもなんとなくストーリーの根幹は分かるように配慮されていたと思う。
だがしかし。
最終回をみていて特に思うのは、色々と足りない部分が多いいな、という印象を受けることだ。
ネットの情報をみていると、小説ではしっかり描写されている部分がかなりカットされているらしい。
また、想像ではあるが、これまでの伏線も生かされていない部分があるのではなかろうか?
特に、10話のこのシーン。
結局、なんであいちゃんがここまで狼狽したのか、理由は明かされなかった。
ここにクズ竜が反撃するヒントがあって、最終回で生かされるんじゃないかと期待していたのだが、違ったようだ。
これもまた勝手な推測だが、全体的になにか足りない部分を感じてしまうのは、最終話にクズ竜が竜王を守りきって終わらせるというプロットを、無理に12話に詰め込んだため、全体的に駆け足感が目立つことになったのではなかろうか。
駆け足と言えば、極黒のブリュンヒルデなんかに比べればまだマシな方ではある。でも、もっと将棋のシーンや、クズ竜の強さを描写するシーンを多くしていけば、まだまだ面白くなったと思う。
などと勝手な推測を書き連ねてしまったが、作画は毎回安定していたし、笑いあり、お色気あり、感動ありで、楽しいアニメであった。
スタッフのみなさん、おつかれさまでした。