アニメ「デビルズライン」は、人気コミック「デビルズライン」のアニメ化作品である。
原作コミックスは、作者様には申し訳ないが、「画がとびきり上手」というレベルではない。
しかし、いわゆる「マンガ力」がある画で、引き込まれる作品である。
なので、アニメ化によって作画が綺麗になり、動きが出てくれば、かなり面白い作品になってくるのではないか―――――と期待していた。
まずはアバン。いきなりアニオリのシーンで、赤を基調とした画で、鬼が人間を虐殺するシーンを描いた。
しかし、なぜメインカラーが赤なのだろうか?
デビルズラインの鬼には、目が赤くなるという特徴がある。飛び散る血液だって、当然赤だ。ならば単純に、暗い色を基調として、赤い血や、鬼の赤い目を強調した方がよかったのではなかろうか。
次にAパート。これも、ほとんどがアニメのオリジナルだ。
鬼が暴れまわるアクションシーンを入れたり、原作ではもっと後で出てくるキャラクターを登場させている。
アクションシーンは良かったし、設定の補完という意味では、これは良かったと思う。
だが、ちょっとその尺が長すぎて、第1話が安西とつかさのキスシーンで終わったのは 少し残念であった。
Bパートは、ほぼ原作の第1話を踏襲。それはいいのだが、なにかこう、物足りないと言うか、作画が今ひとつな感じがした。
もともと、原作の画は今ひとつなので、アニメ用にキャラデザをかえてもいいかな、と思ったが、それはそれで賛否両論になりそうか。
とりあえず、視聴は継続する。