日本と中国のスタッフがタッグを組んで制作されている「重神機パンドーラ」。
スタイリッシュな未来型ロボットアニメを目指しているのだろうが、2つの国のスタッフの間で連携が取れていないのか、突っ込みどころが満載である。
まずは冒頭の戦闘シーン。
「多重次元アタ―――――ック!!」
ここでもう、この脚本を書いている人のセンスのレベルを疑う。
昭和の時代のスーパーロボットアニメの時代ならかっこよかったかもしれないが、今の日本のアニメのレベルなら、中二病系のネタとして笑いを取りに行くようなネーミングだ。
次に、クロエがピンチに陥るシーン。
その形状で、どうやって炎と熱を防いだのか謎。
偶然にも、ビルドダイバーズ第3話で同じシーンがあった。ビルドダイバーズではMSが人に対して巨大だから違和感が無い。しかし、パンドーラでは人と機体の大きさに差が少ないのため、違和感がありまくりである。
さらに、レオンがサーチ機能で敵のウィークポイントを探し出すシーン。
クロエちゃんが、料理してきた時のことを思い出すが、それは使い方が違うだろう。
結局ウィークポイントじゃなくて、違うところから敵のキーパーツを取り出して、B.R.A.Iを倒してしまった。
そのほかでも、キャラクター達のセリフに理解不能な専門用語が使われるが、みているこちらとしてはチンプンカンプンである。
おそらく、このアニメの脚本を書いている人は、「難しい専門用語を多発すればかっこいい」と思っているのだろう。
だが、視聴者としては、分からないセリフを連発されると、単純にストレスがたまるだけである。
作画はすごくがんばっているし、有名な声優さんを揃えているのだが、肝心の脚本がいけてないのは残念な限りだ。