第1話ではセンスの無さに切ろうかどうか迷っていたパンドーラ。第4話は、なかなか見どころが多かった。
大型B.R.A.Iのデザインがなかなか凝っている。
また、
大型B.R.A.Iに対し、ネオ翔龍の武器が効かないこと、
大型B.R.A.Iの攻撃パターンの分析、対策の方法、
ハイパードライブを積んだMOEVにレオンしか乗れないこと、
などなど、物語の構成上必要な説明がちゃんとされたことで、すんなりと物語を楽しむことができた。
作画は今回もクオリティが高く、特にレオンが特攻するシーンは、爽快感があり、思わず目を奪われた。
だが、細かいディテールで引っかかるところも多かった。
出撃の前、レオンとクロエの交流を描くシーンだが、B.R.A.Iが迫っている状況なのだから、少し急ぐ描写が欲しい。
Bパートに、唐突に挿入された敵側の描写。はっきりいって、時間が短すぎる。
敵側とはっきり分かるようにもう少し尺を取るべきだった。
ダグ「恨むなよ、学者先生」
ハイパードライブが暴走していないのに、なぜ狙撃しようとする・・・・!?
そして、なぜかここで家族契約を言い始めるレオン。
これは想像だが、B.R.A.I登場から破壊、レオンとジェイの確執、レオンとクロエの過去、敵の存在など、多くの要素を詰め込もうとして、必要な描写が削られてしまったのではなかろうか。
必要な描写とはつまり、
①レオンはハイパードライブ搭載のB.R.A.Iで特攻するも、攻撃が通じず、暴走の兆候が現れる。
②それをみて、ダグが狙撃の準備に入る。
③ハイパードライブの安定性は、レオンの精神状態に大きく受ける。そうだ、精神を安定させるために、家族契約を再確認しよう!
④家族契約を唱える
⑤ハイパードライブ安定
・・・ということだったのだが、尺の関係で、①と③と⑤が削除されてしまったいうのなら、納得が行きやすい。
作画班は大変になるが、この回は見せ場なのだから、ダーリン・イン・ザ・フランキスのように、OPをなくし、EDも物語の一部として使ってもよかった。
なんだかんだと書いているが、貴重なSFロボットアニメなので、もうしばらく視聴を継続する。