面白かった。伏線の回収がお見事だった。
ここまでくると、もう話の本筋は読めてしまう。
今回の話が面白くなるかどうかは、その本筋に、どうやってオリジナルティを入れていくかが鍵になる。
絵瑠のピンチを、アフターバーナーで知らせるノーマ。
ああ、これで絵瑠が心を開くのかな・・・と軽く落胆していたのだが、絵瑠はなかなか心を開かない。
そこで、ひそねが重要なことに気づく。
ひそね「ケンさんは星野さんの、ファーストペンギンになりたいって想いに応えたいんですよ!だからずーっと戦闘機のままでいるんです」
・・・不覚にも、ノーマの健気さに、感動してしまった。
絵瑠にも、OTFを頑なに拒み続ける理由があった。
女性ながら、戦闘機F2のパイロットに憧れ、男性に負けまいと努力を続けてきた。
念願かなってF2に乗れることになったのに、実はそれがドラゴンでした、となったら、あんな態度になるのも納得できる。
これで、色々な疑問や、絵瑠への不信感が氷解した。
ノーマが変形を解かないことや、ひそねの「ペロペロ癖」も含めて、伏線の回収の仕方や、話の組み立て方は実に見事だった。
ラスト、ひそねだけぬらぬらしてるのは、なんでなんかな。
柿保さんがなにか意味深な発言をしているし、これからの展開が楽しみだ。