前回は、まさに急展開だった。
あまりに急展開過ぎたので、前回は、こんな感想を書いた。
第21話話をみても、やはり、もう少し他の展開があったのではないか?と思ってしまう。
この物語には最初から不気味な感じが漂っていた。
それはエイプの正体が不明であり、さらにヒロ達13部隊に比べるとあまりに強大であったという部分と、そのエイプたちが、まるでストーカーのごとく13部隊につきまとうところにあったと思うのだ。
しかし、エイプの正体は半分が宇宙人ということが明らかになり、そしてその目的が地球を爆破する、ということが分かった時点で、これまでの不気味さ(=面白さ)が消えてしまったような気がする。
このままでは地球が破滅する、だからなんとかしなきゃ!
というのは、確かに大事(おおごと)だけど、もう飽きてしまったネタでもある。
このカウンターも、ちょっとしらける要素の一つだ。
壮大な話は悪くない。
しかし、この物語が今まで積み上げてきたものを考えると、13部隊がエイプを退けて、自由をつかむまでの過程を描いても良かったのではないかと思う。
矢吹 健太朗 (著)ダーリン・イン・ザ・フランキス 1 (ジャンプコミックス)