アニメ「ぐらんぶる」は、井上堅二氏原作・吉岡公威氏作画による漫画「ぐらんぶる」のアニメ化作品である。
漫画「ぐらんぶる」の面白さも、説明不要だろう。
「バカとテストと召喚獣」をつくった井上堅二氏のシナリオは、とにかく面白い。
さらに、吉岡公威氏の作画は漫画界でもトップクラスのクオリティの高さである。男どもの狂気の表情と、やたら可愛い女の子のコントラストが素晴らしい。
まさに、漫画界の最強タッグといえよう。
アニメ化にあたっては、多分ハードルが高いなと思っていたのだが、第1話はその悪い予感が当たってしまった。
漫画「ぐらんぶる」のいいところは、主人公北原 伊織の味のあるツッコミである。
それが、アニメではかなりカットされてしまった。
おそらく、漫画の「第1話と第2話」をアニメの第1話で収めるためだろうが、残念な改変である。
漫画の第1話で印象深かった奈々華さんの登場シーンもイマイチ。
原作にあった、奈々華さんのこぼれそうな胸と尻をカットするとかどういう了見だ?
そのほかでも、どうも「見せ場」のシーンでの迫力不足が目立つ。
漫画は、ときに劇画ばりの迫力をみせるが、アニメではその迫力を今ひとつ表現できていない。
・・・特に気になるのは、伊織が普通の顔をしすぎじゃないか?
制作会社はゼロジー。
つぐももは良かったが、奴隷区はイマイチだった。
できれば、もう少し原作をリスペクトしてつくってほしいものだが・・・。
とはいえ、笑えるシーンもあったので、今後に期待して、しばらく視聴を続ける。
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