やはり、「ぐらんぶる」は、梓さんが出てくると数段面白くなる。
原作には及ばないものの、梓さんの作画はなかなかで、そのへんは満足。
声優の「行成とあ」さんの演技もぴったりだ。
アニメ化が、漫画独特のテンポとネタにイマイチついていってないところも見受けられるが、声優さんの演技でそこはなんとかカバーしているので、わりと笑うことができる。
ただ、尺におさめるためか、ちょいちょい良いセリフや必要な画が省略されていることが目につく。
話の筋がわかればまだいいのだが、それはないとちょっと視聴者が混乱するんじゃないか?という部分もある。
例えば、ダイビングの練習のあと、伊織と耕平がビールを「美味い!」
というシーンがある。
これは原作をみると、「ダイビングの後では海水で口の中が塩辛くなっているため、そのあとのビールはやたら美味く感じられる」という先輩たちのセリフがある。
また、梓さんが、伊織に勝負をいどむシーンで、普通に服を着ていた伊織がなぜか全裸だったりする。原作では、梓さんとの対戦の前に、伊織が先に他の先輩との勝負が残っていて、惨敗したからという描写がある。
さらに、梓さんが伊織に「スピードで勝負~」っていうのだが、「スピード」イコール「酒の早飲み」勝負って、すぐに通じるんだろうか?
原作が頭に入ってれば、誰かがアニメ用のシナリオを読むと、これらのシーンがよろしくないことはすぐに分かるはず。
原作のアニメ化では、少なくとも原作のいいところや細かいところもけっこう大事で、気をつけてほしいところではある。
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