アニメ『INGRESS THE ANIMATION』は、スマートフォン向けの拡張現実技術を利用したオンラインゲーム・位置情報ゲーム『Ingress』を題材としたアニメ作品である。
イングレス的日常―クロエさんの場合―1 (電撃コミックスNEXT)
- 作者: 新井春巻,Inc. Niantic
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/02/27
- メディア: コミック
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特筆すべきは、2018年10月に新設された、フジテレビの深夜枠『+Ultra』枠第1弾作品ということだ。
wikiによると、『+Ultra』の特徴は以下のとおり。
- 『+Ultra』は、『ノイタミナ』枠を金曜未明(木曜深夜)に放送中であるが、これとは別途に木曜0時55分 - 1時25分(水曜深夜)枠に新設され、同局における深夜アニメは合計2枠となる[2]。
- プロデューサーの森彬俊によれば『ノイタミナ』と本枠は「兄弟のようなもの」であり、本枠では『ノイタミナ』で放送しているようなドメスティックな作品は避けられ、日本と海外が意識される。
- 同局の大多亮常務は「世界を見据えて、破格の制作費を投じる」と語っている。
『+Ultra』については、破格の制作費が投入されるとのことなので、今後が楽しみである。
さて、『INGRESS THE ANIMATION』第1話をみた感じでは、「まぁまぁ今後に期待ができそうか」という感じであった。
CGを多用した作画は綺麗で動きは悪くないし、構図もいいと思う。
冒頭のアクションも、刻越えのデリダとかと比べると、なかなかみられるものになっている。
話のテンポもよく、謎を残しつつ話が進んでいるので、とりあえず先が気になる展開だ。
ただし、とびきりに面白いかというと、どうだろうか・・・?
話としてはわりとありきたりだし、サイコメトラーという主人公も含めて、キャラクター達の個性もあまりみえない。
ディテールで気になるところもいくつか。
ジャックが「写真の女」と気づくシーンだが、どうみてもそう判断できる状況に無い。
サラがジャックを殴るシーン。
いかに不意をつかれたとはいえ、「銃弾をかわし切る身体能力をもった」ジャックが、女性にあっさり殴り倒されるのは不自然だ。
普通なら、サラが起きるシーンはいれず、いきなりジャックが殴られるところの画をいれるべきではないか?
細かいところだが、面白い作品というのは、こういうところで差が出てくるものだ。
今のところ、作品の魅力としては乏しいが、天下のフジテレビが力を入れているようなので、しばらく視聴を継続する。
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