第4話は、なかなか盛り上がった。
処分寸前のグリペンを救うために基地に乗り込む慧。
ザイの攻撃を受け、基地も慧達の街も絶体絶命。
死ぬ可能性があるにもかかわらず、グリペンと慧は高速道路からテイクオフ。
そして覚醒するグリペン―――――。
ここまでの伏線が生かされているし、戦闘シーンはスピード感がありながら、構図はわかりやすく整理されていて、見ごたえがあった。
とはいえ。
これまでの名作に比べると、盛り上がり方は今ひとつ。
もっと見せ方とか組み立てを工夫すると、もっと盛り上がったのではないかと思う。
例えば、イーグルをもう少し苦戦させるとか。
また、今回敵の大型メカが出てきたが、それをもっと強力にみせるエピソードをつけるとか。
前回、慧が過去に住んでいた街が廃墟にしたのは、あの大型メカだったとか、これまでに一度も落とされたことがない難攻不落の要塞とか、なんて表現があれば、覚醒したグリペンの攻撃力が強調される。
また、廃棄処分というイメージもよくわからない。グリペンがロボットのように解体されるのか、そういったことを視聴者にイメージさせることで、ギリギリ感がでるのではないか。
また、もっと廃棄寸前のタイミングで敵が現れても面白かったと思う。
と、細かい点が気になったが、これからもっと面白くなりそうなので、もうしばらく視聴を継続する。