絶望的にチートな能力に、決死の覚悟で挑むブチャラティの、なんとかっこいいことか。
キング・クリムゾンの能力は、漫画だと今ひとつ分かりにくかったが、アニメでは相当イメージしやすくなった。
このへんの表現は、スタッフのみなさんが、かなりアイディアを練ったのではなかろうか。
そして、ブチャラティがボスを裏切り、アバッキオ達に、これからの選択を迫るエピソードは、ジョジョ全体の中でも、屈指のエピソードである。
これまでの展開で、ボスを裏切るということは、ほぼ死を意味する。
そんな状況で、最初に船に乗るアバッキオ。
なんだかんだいって、いいキャラクターだ。
次に乗ったのはミスタ。
金がどうのこうのと言ってたけど、それは照れ隠しで、きっとアバッキオと同じ理由で船に乗ったのだと勝手に思ってる。
迷った末に、ボートをクロールで追いかけるナランチャ。
組織がどうのこうのじゃなく、トリッシュの境遇に惹かれるというのがまた良い。
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独り残るフーゴ。
この判断は間違いじゃないし、ブチャラティ達の決断が、どれほど危険なものかと表現する重要な要素になってる。
いやあ、それにしても、いいエピソードだ。
この重要な回を、超クオリティのアニメでみられてよかった。
スタッフのみなさん、お見事でした。
一応、ネタバレは避けたいので、このあとのフーゴについての記述は避けるけど、フーゴの後日談があるので、興味がある方は是非読んでいただきたい。
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