第9話も面白かった。
かぐや様は、毎回3話で構成されている。
今回も3話ではあるが、Aパートで、ちょっとそれは?と思わせておいて、Cパートで全てを救った。
これが計算ずくだったらすごい。
Aパートは、暴風雨で電車が不通になり、困った会長に、かぐやが「送っていって」と言わせようと画策する。
これはいつもの駆け引きとは違う。
会長はバイトのこともあり、リアルに困っている。
そこにつけこんで、会長に「送って行って」と言わせようとするかぐや様の行動は、あまり好ましいものではない。
Bパート。
藤原書記の、また違った面がみられて面白かった。いや、ブラフは彼女の特徴でもあったか。
ここで重要なのが、かぐや様の風邪の状態。
ちょっと現実的にはありえない状態になるわけだが、ここでの伏線があるから、Cパートでもあまり疑問が出てこなくなる。
Cパート。
風邪で思考能力が飛んでしまったかぐや様。
現実的にはあり得ず、マンガならではのものだけれど、Bパートの伏線が効いている。
恋(とは言わなかったけど)に対してどうしていいか分からないかぐや様。
Aパートでは、少々よろしくない行動を取ったものの、これで解消されるかたちとなった。
ここで効果的だったのが、普段は凛とした演技がきわだつ古賀葵さんの甘ったるい演技。
声優さんって、ホントすごい。
オチは、緊張して寝不足だった会長が寝込んでしまってベッドから叩き出されることに。
寝不足とはいえ、色々なものがありあまっている男子高校生が、半裸の美少女のとなりにいてスヤスヤ寝てしまうってのが一番現実離れしているけど、アニメや漫画だからしょうがないか。