TVアニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」は、SFアドベンチャーゲーム「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のアニメ化作品である。
wikiによると、このゲームは、PC-98、セガサターン、Windowsで発売されたとのことである。
ハードやOSが示すとおり、このゲームが発売されたのは、1996年12月26日。今から20年前だ。
20年前の作品ということもあって、繰り出される画や登場人物たちの行動が、さすがに古い。
昔、ゲームをやっていた人なら、懐かしいと思ってみられるかもしれない。しかし、初見ではまったく面白いとは思えない。
個人的に、作品のリメイクにあたっては、多少今の時代のセンスに合わせたほうがいいと思っている。ただ、こういうところはかなり難しいところだ。今のセンスに合わせると、その作品の世界観を失ってしまう可能性もある。
しかし、この作品については、先生のありえない服装、「オヤビン」という呼び方、主人公のパンツ一丁の登場などは、変えるか削除しても良かったのではないか。
とりあえず第1話は、クライマックスまでがかなり退屈であった。
昔の作品で、当時は目新しかったのかもしれないが、今はどこにでもあるような話だ。
画が特別良いというわけじゃないし、動画の動きも不自然なところが目につく。
アニメを切るのは3話までみてから、という説があるが、第1話をみれば、概ねその作品の価値は分かってしまうものである。
タイトルからは壮大なストーリーが想像されるので多少期待していたが、第1話を見る限り、このあと見る必要性は無さそうだ。