TVアニメ「真夜中のオカルト公務員」は、たもつ葉子氏による漫画「真夜中のオカルト公務員」のアニメ化作品である。
感想は、すげえ地味だな・・・・の一言。
ストーリーも画も、華が全然ない。
派手にすればいいというものじゃないが、それでもあまりに地味すぎないか。
特に、天使と天狗の地味なことといったら。
それと、主人公が活躍するシーンも弱い。
姫塚セオがなにか取り出した武器を奪い取って爆発を防ぐ、ぐらいはやってもいいのではなかろうか。
制作会社をみて、ちょっと驚いた。
あの、魔法少女特殊戦アスカを制作したライデンフィルムだった。
ライデンフィルムは、派手に動くアニメをつくっているイメージがあったが、ずいぶん地味な作品を地味につくったもんだなぁ。
ここで、原作を調べてみると、意外ににも10巻まで発売されている。
そこそこ人気があるようだ。
ちょっと気になったので、第1巻を読んでみた。
なるほど。
アニメの第1話は、はっきりいって改悪だな。
原作を読んでみると、第1話の始まり方は、読者を引き込む演出が施されている。
天使、天狗の画も、線が多くて味がある。
何より、見せ場のシーンで、ちゃんと主人公が活躍している。
漫画はセオリーを守ったストーリーを展開しているのに、なんでアニメでこんな演出を図ったのか。
おそらく、冒頭のセオの爆発を入れたら面白いと思ったのがしれないが、どう考えても逆効果だ。
原作の第1話は、けっこう面白いのに、アニメのスタッフに恵まれなかったか。
真夜中のオカルト公務員は、運が悪かったな。