『id:INVADED イド:インヴェイデッド』は、あおきえい氏が監督、ミステリ作家の舞城王太郎氏がシリーズ構成と脚本を務めるオリジナルアニメである。
冒頭で、いきなり主人公がバラバラになる展開や、
犯人が、被害者の「隙間?」に隠れていたというアイディアが面白い。
ただし、色々と問題が多いように思う。
第1に、津田 健次郎さんの声が、絶望的に合ってないということだ。
第1話が終わっても違和感は拭えなかった。
どうみても10代かハタチそこそこのキャラデザに対して、48歳の、そして癖のある演技をする津田 健次郎さんを当てたのは、どう好意的にみてもミスチョイスだ。
第2に、タイトルが分かりにくい。
この深夜アニメが反乱する中、視聴者に興味をもってもらうためには、タイトルをアニメの内容がイメージできるものにすべきである。
これまでに多くにアニメをみてきたが、よく分からない英語のアニメが面白かった試しがない。
英語にするとしても、なじみの深い単語を使用するべきだ。
第3に、ちょっとセリフのセンスがイマイチだと思う。
このへんは好みにもよる。
例えば、主人公が記憶を徐々に取り戻していくときに、
「おれは名探偵」って言ってしまうところとか。
全然違うのに、密室と言ってしまうところとか。
謎の期間の所員たちのセリフも、中二病過ぎてちょっとイタい感じがする。
セリフ選びや動画のセンスが正直いまひとつ。
ただ、画は比較的良いし、コンセプトは面白いので、もう少し視聴を続けることにする。