TVアニメ『異種族レビュアーズ』は、原作:天原氏、作画:masha氏による同盟マンガのアニメ化作品である。
wikiによると、原作の天原氏は、その奇想天外なアイデアメーカーぶりから、ネット上ではしばしば発想の常勝無敗と評されているらしい。
作風は、ファンタジーやロールプレイングゲームの定番化した設定を下敷に、とんちやブラックユーモアを効かせたパロディを絡ませるネタを得意とし、特にサキュバスネタを好んで取り上げる癖がある。その大部分がエロネタでR-18な内容とのことである。
少し前に話題となった。33歳独身女騎士隊長。 も天原氏の作品だ。
さて、「異種族レビュアーズ」は、冒険者が異世界における、異種族の風俗店をレビューするというぶっ飛んだ内容となっている。
最初は、おかしなエロアニメが始まったのかと思ったが、第1話はかなり良い出来。
ただ異種族の風俗レビューをするだけなら、ここまで面白い作品にはならなかっただろう。
世界観、キャラクター、ストーリー、台詞回し、これらの設定に関するセンスが非常に素晴らしい。
計算しているのか、もしくは考えなくてもできてしまうのかは分からないが、原作者の天原氏のポテンシャルはかなりのものだ。
作画もかなり良かった。
キャラクター、背景のクオリティは問題なし。
それに、構図のとり方が良い。 キャラクター意外の背景や小物をぼかして、画の奥行きを出したりしていて、かなり手が込んでいる。
加えて、戦闘シーンも下手なバトルアニメよりもかっこよかった。
制作会社は、パッショーネ。名作「ひなこのーと」から2年ぶりのアニメ制作になる。「ひなこのーと」も良かったが、どうやら技術力は落ちてないようだ。
それにしても、富田美憂さんは、よくこの仕事を引き受けたものだ。
富田美憂さんはついこの間まで高校生。
ガヴリールドロップアウトの第三話の初々しい演技を見る限り、その手の情報には疎そうにみえる。
「異種族レビュアーズ」では数々のエロい用語やシモネタが出てくる。はたして、富田美憂さんは、その意味を理解しているのかどうか。
ほぼ完璧といえる第1話で、ただ一つだけ難点を言わせてもらうなら、ミツエさんのビジュアルはちょっときつい・・・・
でも、ミツエさんがでることで、他の女の子キャラの可愛さが引き立つってことなのかな。
異種族レビュアーズの第1話は、今後の盛り上がり方が、かなり期待できるものだった。
BDの売上なんて、大作と噂されるマギアコレードを超えてしまうかもしれん。
キャラ顔のモザイクも消えるらしいし。