TVアニメ『モンスター娘のお医者さん』は、折口良乃氏によるライトノベルのアニメ化作品である。
ライトノベルは現在8巻まで出ており、コミカライズも発売されている。
↑コミカライズの絵は、最近あまりみない独特のタッチで描かれている。
個人的にはかなり好き。一見の価値があると思う。
○ストーリー、脚本
脚本には、あまり感心しなかった。
小説、コミカライズと比べると、若干説明不足なところがある。
小説とコミックを読んでいれば分かるけれど、アニメでもすべて分かるようにするべきだ。
そして、今回の話自体もどうかと。
蹄鉄が原因なんて、医者じゃなくても分かりそうなものじゃないか?
○絵コンテ・作画、演出
作画は比較的良い方。
ただ、動きが少ないので、かなり固い感じがする。
今は、SAO、リゼロなんて大作が放送されているし、先日見た「彼女お借りします」もかなりいい動きをしていた。
その中にあると、さすがに見劣りがしてしまう。
ケンタウロスのバトルシーンも、手抜きのレベル。
「異世界レビュアーズ」はエロに走っていたアニメだったけど、バトルシーンにも力が入っていた。
○キャラクター
主人公の喜怒哀楽や表情が少ないので、まるで人形のようだ。
コミカライズでは、かなり柔らかい感じに描かれているのに、どうしたことか。
○声優
特に気になるような演技をしている人は無し。
大西沙織さんが出ているだけに、話が面白くなってくれることを期待する。
○総評
原作は長期連載しているので、それなりに面白いのだろう。
ただ、今回のアニメは、ちょっと苦しい。
コンセプトと原作は面白いので、ここから化けてくれることを祈る。