画のクオリティはホント素晴らしい。
SILVER LINK.さんは、着実に力を付けている。
「賢者の孫」とか作っていた頃とは雲泥の差だ。
だがしかし、脚本がダメなので、観ていて辛い。
○ストーリー、脚本
やりたいこと、表現したいことは分かるけど、いるはずの説明が不足しているので、どうしても話に入り込んでいけない。
第一に、アノスがミーシャを「救う」理由が今ひとつ分からない。
「魔王」なんでしょ?魔王に、「救う」ってセリフぐらい似合わないものはない。
サーシャとミーシャとの関係、そしてミーシャがサーシャを救おうとする理由も今ひとつ分からない。
幼いときに、話相手になってくれたから?
それで、全ての人生を棒に振るほどの決断ができるものだろうか。
魔法の「システム」とか、「ルール」も、一貫性が感じられない。
話のアイディアとしては面白いんだけど、もう少し整理が必要ではないかな・・・。
○キャラクター
「俺が殺されたぐらいで死ぬと思うか」とかいうセリフは斬新でなかなかよろしい。
サーシャとミーシャの性格の味付けも悪くない。
なんといっても、画が良いし。
○声優
みなさん上手です。文句なし。
○絵コンテ・作画、演出
作画のクオリティには文句なし。
背景も独特のタッチで良い雰囲気。
SILVER LINK.さんは、賢者の孫あたりから、魔法陣とかの表現が上手になってるような気がする。
○総評
というわけで、作画は素晴らしい、脚本は説明不足で分かりにくい、というのが総評である。
ただ、ツイッターみてみると、この不適合者を面白いって意見はかなり多いね・・・。
ところで、ちょっと昔話をさせてもらうと、「ハウルの動く城」は、自分には全然お面白くなかったのだ。理由は、あまりにも説明不足だから。でも、若い人たちに意見を聞いてみると、けっこう面白かったって意見が多かった。説明不足なところは、自分たちで想像して補完しながら観ているそうな。
この不適合者が人気なのも、そういう感じで観られているのかな・・・。
ちなみに、「俺最強」な異世界魔法アニメでおすすめは、この2つです。ストーリーも説明不足なところは無いと思ってます。