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ジビエート 第7話 感想 脚本の重要性を認識して欲しい

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 とにかく脚本と絵コンテが最悪だ。

 

 これがただの深夜アニメの一つなら、「ああ、また低予算アニメが面白いことになってるな」と生暖かい目で観ていられる。

 

 しかし、このジビエートはそうはいかない。

 

 ジビエートプロジェクトのHPには、堂々と、こう書かれている。

 

 「最初からグローバルスタンダードを目指した作品を作ろう」というスローガンに基づき、賛同する方々に支えられて陽の目を見る形になりました。マーベルやピクサーのような最初から全世界の人々が楽しめるコンテンツを作りたい・・・(以下略)」

 

 これを読んでから実際のアニメを観てみると、痛くてとても観ていられない。

 

 このクオリティでは、マーベルに並ぶどころか、商品としての価値はほとんど得られないだろう。

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 ただ、こういうことが起きても、そんなに不思議ではないとも思っている。

 

 アニメの世界では、どこか脚本を軽視しているところがあるからだ。

 

 冒頭にも書いたけれど、おかしな脚本で制作されるアニメは少なくない。

 ゲームとかスマホ販促アニメによくみられる傾向で、予算も時間も無い中で書かれたような、薄っぺらい脚本でアニメが制作されてしまう。

 

 おそらく、スポンサーや、企画の上層部の方には、「アニメの脚本ぐらい、誰にでも書けるだろう」とか、「脚本に時間やお金をかける必要はないだろう」という固定観念があるのではないか。

 

 そうじゃないと、こんなアニメが表に出てくるわけがない。

 

 ジビエートに関しては、おそらくは青木良氏が「フラッシュアイディア」による横槍を嫌い、ぎりぎりまで脚本の公開を拒んだのかもしれない。

 

 それにしたって、スポンサーや、この企画に参加したスタッフ、何より「日本クリエイターの諸先輩方」には、早い段階で脚本を確認する権利はあるはずだ。

 

 まぁその前に、自分がお金をだす立ち場なら、「ジビエート」ってタイトルを聞いた瞬間に、大丈夫かと思ってしまうが。

 

 とにかく、アニメの命は脚本である。

 

 アニメの企画なり、製作委員会を立ち上げる立場にある方々には、脚本の重要性を認識してくれることを祈るばかりだ。

 

 

3年でプロになれる脚本術

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