深夜のランダム・ウォーク

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俺だけ入れる隠しダンジョン 第1話 感想 軽くイラっとくる異世界最強主人公モノ

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 テレビアニメ『俺だけ入れる隠しダンジョン』は、瀬戸メグルによるライトノベルのアニメ化作品である。いわゆる「なろう小説」であり、コミックスも発刊されている。
 
 第1話をみた限りでは、主人公最強+ハーレムものといったところか。
 
 最強系はいいとしても、ハーレム系のアニメには、「なぜ主人公がモテるのか」という理由が欲しい。
 
 少しでも主人公に好意を持てないと、こちらとしては軽くイラっとしてしまうからだ。
 
 ところが、序盤で主人公は自分の父の力のなさをディスってみたり、好意でキスをしてくれるという幼馴染に遠慮なくキスしようとしており、性格が悪く幼馴染に対しても配慮が無い無粋なヤツというイメージを持ってしまう。
 
 ここで、アニメをみた後に、なろう小説とコミックスを読んでみると、面白いことが分かった。
 
 主人公が父親をディスするとか、ムードが無いところでキスしようとする下りは、なろう小説そのままだ。アニメは、どうやら原作を忠実に再現する方針らしい。
 
 一方、コミックスでは、この点が改善されている。主人公は、息子の職を奪われたことで落ち込んでいる両親のことを心配してみたり、キスシーンでは、エマをまず時計塔へ誘うようなシーンが追加されている。
 
 おそらくは、コミックスの作者さんも、原作を読んで同じような感想を持ったのだろう。
 
 その他の点でも、コミックでは丁寧に描写している点があるのに、アニメでは説明不足の箇所がある。
  
 ただ、作画は悪くないし、有名な声優さんが出ているので、もうしばらく視聴を継続する。