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聖女の魔力は万能です 第4話 感想 コミックスの感動には及ばない

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アニメ第4話のタイトルは、「奇跡」。

 

セイが、いよいよ聖女としての本領を発揮する回だ。

 

 

 失われた腕を「ヒール」で復活させてしまうエピソードは、序盤の最大の見せ場でもある。

  

 コミックスでは2巻に収録されており、初めて読んだときは、涙が出そうなほど感動した。

 

 

 

 コミックスは、かなり忠実に原作小説をなぞっている。それで十分に面白くなっているのは、原作の完成度が高いからだろう。

 

 一方、アニメでは多くの改変を行っている。作画の構図もコミックスとはかなり違う。もちろん、アニメにするのだから、原作やコミックスと完全に同じでは芸が無い。

とはいえ、改変した結果が小説やコミックスよりも良くなっているかという感じはしない。

  

 まずは、あまりにもカットされる情報が多い。原作では魔法のレベルや状況などを丁寧に伝えているが、アニメではそれらの情報を端折っているために、セイの魔法の効果が薄まってしまっている。

 

 構図も、どちらかというとコミックスの方がいい。例えば、コミックスでは、セイはやや微笑みながらヒールを唱えたが、アニメでは真剣な表情。また、再生される腕の構図も、コミックスでは読者が見上げるような感じだが、アニメでは上から見下ろすようになっている。

 

 ただ、アニメでも良いところはあって、エリアヒールの表現は良かった。

 

 このへんは好みもあるだろうけれど、原作やコミックスから改変するのであれば、もっと良い感じの演出を望みたいところである。