はっきり言ってしまおう。
ゴジラというタイトルが付いているから頑張ってみてきたけど、つまらない。全然面白くない。
画は素晴らしい出来。しかし、このゴジラの脚本を書いている人が面白いと思うことと、筆者が面白いということは180度違う。
まず、「人が死なない」ことが不満だ。
無意味に人がどんどん死んでいくというのもダメだが、怪獣があれだけ出てきているのに、人が一人も死なないというのは逆に不自然だろう。
神野銘の研究パート(?)もとにかく退屈。
怪獣達との繋がり方がとにかく薄い。
脚本を書いている人の、専門用語的なテキストを並べる才能はすごいかもしれないが、これが面白いかというと話は別だ。
wikiによると、ゴジラSPの脚本を書いたのは、小説家の円城塔氏。
道化師の蝶という作品で芥川賞を受賞している。しかし、この作品のレビューにもあるとおり、かなり難解な作風らしい。
SNSでは盛り上がっているようだけれど、あまり一般的な層に受けるとは思えない。この作品は、いったい、どのあたりを狙って作っているのか、はなはだ疑問だ。