ほのぼの系JK+スーパーカブアニメかと思っていたが、今回はかなり毛色が違う話になった。
夏休み、礼子は、カブで富士山に挑んでいた。
レースシーンに使われるようなBGMとともに、礼子は勢いよく富士山を登る。
で、案の定転倒してしまう。
映像をみていて、ちょっと目を疑ってしまった。
この話が良いかどうかは、意見が分かれるところではなかろうか。
これまでの子熊とカブとの交流や、礼子が赤いカブに対しての思いを語るシーンを思い出すと、こんな危険なシーンが出てくるのはすごく不自然だ。
富士山を登るのはいいとしても、なんであんなにスピードを出す必要があるのか。タイムアタックなのか、時間制限があるのか、そのあたりを説明しておくべきだっただろう。あれでは、まるで死にたがってるようだ。
カブで登山をするにしても、ゆっくり登っていくとか、思わぬ段差にびっくりするとか、転倒に備えた防具をそろえるとか、登っている途中、下を覗いて恐怖に慄くとか・・・。これまでと同じ路線で、いくらでも面白くできたような気がする。
原作も、同じような展開なのだろうか。機会があったら、読んでみたい。