深夜のランダム・ウォーク

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究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら 第5話 感想  何を面白がれというのか

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 基本的なコンセプトは面白い。

 それに、原作者は「慎重勇者」を書いた人であり、さらに作画はENGI。

 第1話の滑り出しは良かったので、けっこう期待しながら観ていたのだが、最近は「面白さ」の低空飛行が続いている。

 

 荒木飛呂彦先生が著書のなかで述べているが、漫画やアニメは常に「プラス」で勧めていく必要がある。また、度重なる困難に対し、主人公や登場人物達は、自分の力でその困難を解決していくべきだ。

 

 これに対し、このアニメは、ずっとマイナスのままだ。また、拷問されるピンチからどうやって抜け出すのかと思っていたのだが、単なる偶然のようなものであった。

 

 

 前述のように、話のコンセプトは良いと思う。しかし、その中で戦う主人公が、まったく普通の人間であり、さらに人間的になんの魅力も無いものだと、視聴者としては辛いだけだ。

 

 さらに、主要人物のレオナがほぼ「基地外」というのもいただけない。主人公が苦しむ様を、まったく理解できないような態度を取るのだが、これはかなり不快だ。

 

 ほかにも、胸糞悪くなるような展開ばかり。確かに内容はタイトルどおりではあるが、いったい何を面白がれというのか。脚本を書いている人は、これで視聴者をつかめると思っているのだろうか。 

 

 もちろん、映画やアニメには悲劇のようなものがあるけれど、このアニメにはそういう悲劇とは違うつまらなさばかりがある。

 

 原作も、こんな感じなのだろうか。

 でも、特に読んでみたいとも思わんな。