深夜のランダム・ウォーク

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ゴジラS.P 第7話 感想  難解な作風になるのは当然だったらしい


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 ネガティブな意見なので、「ゴジラS.P、最高!」と思ってる方は読まないでいただきたい。

  

 前回で見限ろうと思っていたのだが、ついにゴジラが上陸したとSNSでみたので、第7話も視聴してみた。

 

 感想は前回とほぼ同じだ。つまらない、の一言である。

 

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 冒頭、ゴジラが上陸。普通なら、ここからゴジラを中心に、物語は大きく動く展開になる。

  

 ところが、上陸したはいいものの、ゴジラの存在は放置されてしまった。その後、別のエピソードが展開されたが、ゴジラはいったいどうしていたのかね?

 

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 今回も理解不能な議論が展開される。毎度のことだが、ゴジラや怪獣たちの行動とはリンクしていない。最初から感じていたことだが、ゴジラや怪獣たちの出現に関係することを述べていると言うよりは、何か難しい言葉を並べたい。そんな感じを受ける。

 

 ここで、なんでこんな作風になったのか、ちょっと調べてみた。

 

 wikiによると、ゴジラSPの脚本を書いているのは、円城塔氏。円城塔氏は、それなりに有名な小説家のようだ。これもwikiによると、北海道大学京都大学東京大学で博士研究員として働いた経歴があり、そこから小説家に転身している。なんと、「道化師の蝶」で第146回芥川龍之介賞を受賞している。

 また、円城塔氏の小説の作風は、「SFや前衛文学などの意匠が混在する作風である。独特の論理展開、奇妙な理論を真面目に突き詰める文章が特徴のひとつである。」と記載されている。

  

道化師の蝶 (講談社文庫)

道化師の蝶 (講談社文庫)

  • 作者:円城 塔
  • 発売日: 2015/01/15
  • メディア: 文庫
 

 

 

 芥川賞を受賞した作品の書評は以下にまとめられている。

prizesworld.com

 

 

「作品の中にはいって行くのが誠に難しい作品だった。」

「にも拘わらず最後に受賞に一票を投じたのは、この候補作を支持する委員を、とりあえず信じたからだ。決して断じて、この作品を理解したからではない。」

「この小説の向こうに、知的好奇心を刺激する興味深い世界が広がっているのが、はっきりと解る。それなのに、この文章にブロックされてしまい、それは容易に公開されない。〈着想を捕える網〉をもっと読者に安売りして欲しい。」

 

 抜粋なので偏っているかもしれないが、それにしても、ずいぶんと変わった作品を書く作家さんらしい。

 

 一方、ゴジラSPのwikiをみてみると、こんなことも書かれている。「円城の提示した脚本は、映像化するには情報量が多く難解な部分もあったため、アクションやロボット、過去の東映作品の表現といった要素を加えることで、受け手に配慮した映像作りが行われている」。

 

 もしもゴジラSPが、上の文章のまま作られているのであれば、ゴジラSPの「理論」が難解であることと、その理論と怪獣たちの行動がいまひとつリンクしていないのは当然のことだ。脚本を書いた作家がそういう作風であり、その脚本にアクションやロボットが足されているだけなのだから。 

 

 wikiをみると、このゴジラSPは、これまでゴジラシリーズに触れてこなかった層を取り込むことを目指しているらしい。

 

 確かにSNSをみていると、このゴジラSPの作風を絶賛する意見は多いので、コアなファンを獲得することには成功しているのかもしれない。

 しかし、どうしても頭に入ってこない、難解な情報量に辟易しているアニメファンも決して少なくないのではないか。