さて。
ここ数年、ちょっと流行しているのが、漫画や小説に、やたら長いタイトルを付けることだ。
個人的に、こういうタイトルの付け方には感心していない。
長いタイトルを付けるっていうのは、ちゃんとしたタイトルを付けるセンスが無いと言っているようなものじゃないか。
タイトルは、やはり作品の内容を示すシンプルなものが望ましい。
タイトルに加えてもう一つ。
最近の漫画や小説でよくみられるのが、「主人公は能力が低いと思われて迫害されたけど、実は超優秀だった」というストーリーである。
こういうパターンのストーリーをもつ漫画は、この「真の仲間じゃない~」の後に、急に増えたような気がするけど気のせいだろうか。
さて、それは置いといて、アニメの評価を。
原作を読んだことがあるが、ストーリーは、まさにタイトルどおり。
主人公のレッドとリットは好感が持てるキャラクターで、ストーリーもタイトル通り緩い感じで読むことができる。
アニメの第1話は原作コミックスと比べるとかなり変えてきている。
アニオリも多い。
原作が面白ければそのままアニメ化すれば良いような気がするが、妙に脚本家が張り切って、原作から大きく変えることがある。
そしてそれはたいていうまく行かない。
このアニメの第1話も、原作より面白くなったとは思えなかった。
まず、異世界アニメの第1話の宿命とはいえ、かなり説明っぽかった。
ナレーションが多かったし、漫画にあったバトルシーンもばっさりとカットされた。
作画の省力化を図ったのかもしれないが、これじゃあ漫画よりも確実に落ちる。
他にも色々あるけれど、特に気になったのが、ギルドの受付嬢がレッドの「内緒にしておきたい話」をペラペラとしゃべってしまうところだ。
そのギルドの職員が、冒険者の秘密を簡単に明かしていいわけがない。
というか、受付嬢がペラペラとしゃべるシーンの何が面白いのかね?
アニメにするときに、脚本家が妙に張り切ってアニオリを入れてくることがあるけれど、それは両刃の剣である。
面白くなればいいけど、逆につまらなくなることも少なくない。
一応、この話はリットが出てきてからが本番なので、もう少し観てみるが・・・
こんな調子なら、多分途中で観なくなるような気がする。