TVアニメ『プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜』は、サイバーエージェントとDMM GAMESによるメディアミックス作品の一つである。
メディアミックスのオリジナルアニメは鬼門である。
これまでの作品を見る限り、たいていが面白いものにならない。
いずれも脚本が付け焼刃的なものだったり、作画のクオリティが低かったりで、見るに堪えないものになってしまう。
おそらく、これまでは、メディアミックスといっても、アニメにはそんなに比重が置かれていなかったと思われる。
しかし、プラオレの第1話はよく出来ていた。
冒頭のアイスホッケーシーンとライブシーンのクオリティは非常に高いものだったし、主人公たちがアイスホッケーに関わっていく過程にも不自然なところはなく、次の話が気になる展開となっていた。
サイバーエージェントは「ウマ娘」で実績があるところではあるけれど、ゼロから脚本を立ち上げて、ここまでのクオリティに仕上げた才能と努力は手放しで称賛する他はない。
特に、キャラクターはみんな同じような顔をしているので、個性に乏しい。
ここから覇権を取れるほどに盛り上がれるかどうかは微妙なところだ。