錆喰いビスコ第1話感想　その時系列変更は何のためか

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　TVアニメ『錆喰いビスコ』は、瘤久保慎司氏によるライトノベルのアニメ化作品である。

　小説に加え、コミックスも発売されている。

　原作がある場合、アニメ化されるときに使われるのが、「時系列の変更」である。

　原作をただアニメにするのはプライドが許さんのかどうかは分からないが、とにかく変えようというベクトルが働くことが少なくない。

　で、たいていが失敗に終わる。

　錆喰いビスコの第１話も、なんでこんな難解な時系列にしたのか・・・

　シリーズ構成を行った担当者のセンスを疑ってしまう。

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　特に、関所（？）から町に移ったところで、なんの説明も無いから、この場所がどこか分からないのは問題だ。

　冒頭で出てくるフードをかぶった男は実はビスコなのだが、彼がそこで暴れるシーンが次回に回したことで時系列がめちゃくちゃだし、ビスコの登場シーンも少なくなってしまった。

　こんなおかしな時系列にするなら、原作通りに脚本をつくり、その分のリソースを作画に回したほうが良かったのではないか。

　世界観は良いし、原作は面白いらしいので次回もみてみるが、原作の面白さを損なうような演出が行われないことを祈る。

深夜のランダム・ウォーク