TVアニメ『失格紋の最強賢者』は、進行諸島氏によるライトノベルのアニメ化作品である。
落第生だったり、最弱のレッテルを貼られたり、ありふれた職業だったりするけれど、実は最強―――――というパターンは、もうオワコンかもしれない。
タイトルからもうおおまかなストーリーがみえてしまう。
このワンパターンともいえる話の中で、どれだけオリジナリティを出せるかが視聴者を引きつける鍵になる。
しかし、このアニメの脚本は、原作にあった世界観のオリジナリティをかなり端折ってしまっている。
結果として、とても観るべきものになっていない。
J.C.STAFFはこういったアニメを作りなれているのかもしれないが、こんな作り方では視聴者を惹きつけることは難しいんじゃなかろうか。