深夜のランダム・ウォーク

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神クズ☆アイドル 第1話 感想 原作のポテンシャルは高いが・・・

 

 TVアニメ 『神クズ☆アイドル』は、いそふらぼん肘樹氏による同名マンガのアニメ化作品である。

 

 アイドルもののアニメというのは、けっこう食傷気味である。

 

 よくある量産型のアイドルアニメだったら、Aパートで見るのを止めようかと思っていた。

 

 ところが、男性ユニットの片割れはやる気なしのクズであり、そのクズの元へ美少女アイドルの幽霊が現れるという意外な展開にひきこまれ、結局最後まで見てしまった。

 

 ラストはしっかりとタイトル回収。なかなか良く出来た第1話であった。

 

 仁淀ユウヤはクズだけど、最上 アサヒちゃんは問答無用に可愛いし、好感が持てる。爆笑はできないけど、クスリとさせられるセリフも良い感じだ。

 

 ただ、色々と問題点はある。

 仁淀ユウヤのキャラデザは、きっと女性ウケはしないだろう。

 さらに、男性アイドル二人のダンスシーンは男性ウケはしないと思われる。ダンスパートの画はよく出来ていたけれど、3Dの男性二人が踊って歌うところは正直きつい。がんばってつくっているのは分かるけど、2次元絵で軽く流しても良かったんじゃなかろうか。

 

 このアニメにはそういう弱点があり、これからアニメファンの心をがっちりつかめるかどうかは、疑問が残るところではある。

 

 さらに原作を読んでみると、妙な改変が行われている。問題のダンスシーンもアニメの演出だ。

 

 

 原作のポテンシャルだけで第1話を乗り切った感があり、今後は下手な演出でせっかくの原作の面白さがスポイルされる可能性も少なくない。

 

 でも、この先どんな展開になるかは気になるので、とりあえず視聴を継続する。