深夜のランダム・ウォーク

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勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う 第1話 感想 問題点が多すぎる

 

 TVアニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』は、深山鈴氏による小説のアニメ化作品である。

 

 最近多いパターンが、勇者パーティをクビになった主人公が、実はとんでもない力を持っていた、というやつだ。

 このパターンは、一見面白くなりそうだが、ひとつクリアしなければならない問題がある。それは、クビになった理由と、その実力の整合性である。

 

 その問題がクリアされなければ、もともと実力があるのに、なぜ勇者パーティをクビになるのか、という疑問点が、その作品について回ることになる。

 

 この「ビーストテイマー」の原作を読んだことがあるが、上記のパターンでありながら、残念ながらその問題をクリアしていない。

 主人公はチートな力を持っているにも関わらず、勇者たちはそのチートに気づいていないのは、ものすごく不自然だ。

 

 そのほかにも、多くの疑問点が残る。

 

 主人公は動物を使役できるのに、なぜモンスターを使役できないのか?

 なぜ一目みただけで、超希少種の猫霊族と分かったのか?

 カエデはあんな力を持っているのに、なぜ悲鳴を上げたのか?あんな力を持っているのに、なんで食料を全然持っていないのか?

 動物は簡単に使役できるのに、なぜカエデとの契約ではあんな手順を踏むのか?

 

 そもそも、なぜカエデは主人公と契約する必要があったのか?

 

 アニメでは、原作に無いシーンを色々足しているけれど、そのあたりの問題点を解決するのは諦めているらしい。というか、さらに原作の問題点を多くしているような気がする。

 

 ついでに、ゴブリンを殺すシーンが生々しすぎる。

 

 コミックスはけっこう絵が上手で構図もいいけど、アニメはそれに追いついてない。

 

 というわけで、これは見る必要は無いかな。声優さんが豪華だけに残念だ。

 

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