「あそびあそばせ」は、涼川りん氏の漫画「あそびあそばせ」のアニメ化作品である。
1巻を読んだことがあるが、3人の美少女が日本の古い遊びで遊びながら、変顔やシュールなギャグで笑わせにくる漫画だ。
いい意味でこちらを裏切るようなアイディアが多いので、どこか似たような漫画が多い中、「あそびあそばせ」は、なかなかの存在感を放っている。
その「あそびあそばせ」がアニメ化されるというので、どんな出来になるかと思っていたが、第1話は、ほぼ完璧な出来だと思う。
とにかく、テンポが実にいい。原作を水増しすることなく、4話構成にしたのは英断だ。
原作を水増してテンポが悪くなったり、詰め込み過ぎでよくわからなくなる作品をみかけることがあるが、この「あそびあそばせ」の第1話は非常にバランスが良かった。
作画の方は、最初、線が細くて切れていたり、色が妙に淡いのが気になったが、それは「変顔」のときの、明暗のコントラストを強調するためだろうか。カラーになったからか、変顔のときのインパクトは原作以上である。
そして、第4話はすごく楽しみにしていたのだが、
いやもうほんと最高すぎる。
その他、やたら可愛いOPに対して、サイコパスなED、人形劇と、かなりこのアニメに力が入っていることが伺える。
制作はLerche(ラルケ)。最近だと、ハクメイとミコチ、このはな綺譚、キノの旅、ようこそ実力至上主義の教室へなど、比較的高クオリティのアニメを繰り出している会社だ。
正直、目の付け所がイマイチなのでヒットは飛ばせてないようだが、この「あそびあそばせ」はかなり面白くなりそうだ。
問答無用で、視聴継続決定。
(追記)
ちょっと気になったのは、声優の面々である。みんな、あまり実績がない新人だ。まだ全部調べたわけじゃないが、今期はかなり新人の声優さんが採用されているような気がする・・・。
もしかして、このへんで制作費を浮かしたりしているのだろうか。