(あらすじ)ゼロツーのパートナーとしてフランクスに乗り続けた結果、ヒロの肉体にも大きな変調が起きていた。結果、ヒロは一時的に意識不明の状態に陥ってしまう。
ヒロの変調がゼロツーによって引き起こされたものであると知ったイチゴは、ゼロツーをヒロから引き離す。APE本部からも、この状況を受けてゼロツーをAPE直属の親衛隊『9’s』所属に戻すという通達が出された。もう一度話をしたいと願うヒロとゼロツーだったが、お互いに会えない時間が続き……。
すごい脚本だな、の一言。
前回の第13話で、かなり堕としてきたから、今回でヒロとゼロツーの関係を回復するのだろうと思っていた。
きっと、それを期待していた人も多かっただろう。
ところが、今回は、ヒロとゼロツーの関係をさらに悪化させ、ここでイチゴに告白させるとともに、その告白シーンをゴローに見せて、さらに状態を悪化させてきた。
9’sとともに飛行機で輸送されてしまうゼロツー。
イチゴに告白されたヒロだけど、その目は輸送機を追っていて、イチゴの告白はほぼ眼中にない・・・。
ダリフラのスタッフ、容赦なさすぎ。
話の内容はさておき、アニメとしては、素晴らしい完成度。
第14話を観ている最中は、いやあ、切ないなぁ、ゼロツー悲しいなぁ、イチゴちゃん可愛いなぁ・・・と、物語に感情移入しまくり。
観終わったあとは、なんともいえない余韻が残った回であった。
観終わった後に、このブログお得意の、アニメの要素―――――脚本、作画、演出、声優さんの演技で分析してみると、何一つツッコミどころがない。アニメの作品として、ほぼ完璧。あとは、人間個人の好みに合うかどうか。
で、合わなかった人もいたのだろう。ツイッターでは、イチゴちゃんへのバッシングが発生していた。
イチゴへのバッシングに、ダリフラのスタッフはどう思っただろうか。
ダリフラの脚本からは、スタッフのセンスと本気を感じる。もしかしたら、全て計算ずくで、してやったりと思っているかもしれない。
幸い、救いとなるであろう伏線はある。
ここで終わるわけはなく、このあとはゼロツーとヒロの感動の再会に期待したい。