深夜のランダム・ウォーク

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SYNDUALITY Noir  第1話 感想 メディアミックスとしては、わりとまともなレベル


 TVアニメ「SYNDUALITY Noir」は、バンダイナムコグループによるメディアミックス作品『SYNDUALITY』(シンデュアリティ)の一つである。

 

 『SYNDUALITY』は、バンダイナムコエンターテインメントバンダイナムコフィルムワークス・BANDAI SPIRITSの3社共同のSFプロジェクト「Project SYN」の中核タイトル。2022年9月14日にプロジェクトが発表、それぞれ時代が異なるアニメとゲームを主軸とした物語が展開される。さらにプラモデルやアクションフィギュアというホビートイ製品も発売予定である。

 

 さて、こういうメディアミックス作品のアニメというのは、だいたいがつまらないものになる。

 

 脚本はオリジナルになることが多いのだが、どれも作り込みが甘く(というか、軽視されている)、話自体が観られるものにならないからだ。

 

 しかし、SYNDUALITY Noirのアニメ第1話は、バンダイナムコが力を入れているだけあって、わりとまともなレベルにあった。

 

 作画は良いし、話もわかりやすい。兵器や、敵モンスターのデザインも悪くない。

 

 惜しいのは、もうちょっと演出に工夫されていたり、脚本が整理されていれば、もっと良くなったと思われるところだ。

 

 例えば、カナタがエリーを助けるためにエンダーズを車で吹き飛ばすシーン。あまりに軽すぎる。効果音をもっと重くするとか、ちょっとスローにするとか、見せ場としての演出がほしかった。

 

 脚本の方では、カナタが回想するシーンはあんな切羽詰まった場面じゃない方が良い。

 ノワールが活躍するところは、ノワールの凄さを表現するために、もう少し伏線を厚くして欲しかった。

 

 30分の中で、見せたいところは見せているのかもしれない。ただ、全体的に薄くなってしまったことは否めない。

 

 天下のバンダイナムコが力を入れているプロジェクトなのだから、「推しの子」みたいに、初回は1時間の尺を取るような力を入れても良かったのではなかろうか。

 

 とりあえず、これも3話までは様子見かな。