第1話は原作準拠で、作画や演出も悪くなかった。
ところが、2話目では、作品にそぐわないアニオリが入ったことで、非常に残念な出来になってしまった。
セイの料理を食べすぎて、動けなくなる研究員達。
この演出、必要かな・・・
「聖女の魔力は万能です」の良いところは、知的なところであったり、品の良いところだと思っている。
お腹が膨れて動けなくなるとか、そんな安いギャグ漫画みたいな表現を入れてくるセンスがよく分からない。
そして終盤は、完全オリジナルストーリー。
ニキビに悩んでいる友人を、セイの化粧品が救うという話。
これも、精度が低い。
効果を示すんだったら、ニキビを治すところを描くべきだろう・・・?
化粧品をつけるのは、なぜかエリザベスの手。
そして、友人からは感謝の手紙が来て終了。
手抜きにもみえるような展開に、個人的には、かなり白けてしまった。
別に、アニオリを否定するわけではない。
原作で十分に描けなかったところを保管するとか、漫画ではできないアニメならではの演出を取り入れるとか、原作の面白さを増すようなアニオリなら大歓迎だ。
しかし、今回のは原作の雰囲気に合ってないし、原作の良さにも遠く及ばないものだった。
原作のネタが足りないというのならまだ分かる。しかし、「聖女の魔力は万能です」のコミックは5巻まで出ている。1クール分のネタには十分なはず。
それなのに、こんな精度の低いオリジナルストーリーを入れる必要があったのか、理解に苦しむ。
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