現在放送中のTVアニメ「ブルーピリオド」は、山口つばさ氏による漫画のアニメ化作品である。
アニメが超面白かったので、単行本を購入してみた。
普段は電子書籍なんだけど、最近疲れ目なので、久々に紙の本にした。
すごかった。
語彙力がないからこんな表現になってしまうけど、こんなすごい漫画を読んだのは久々だ。
ストーリーはアニメでみたから当然知っている。
しかし、アニメとは「画」が違うのだ。
細めの線とベタ塗りのスクリーントーンが多用された絵柄も独特で綺麗だけど、それよりも特筆すべきは構図。
作者の山口つばさ氏は東京藝術大学卒だけあって、画の構図がすごい。
きっと、いずれの画もなんらかの計算がされているか、名画の構図が使われているんじゃないだろうか。
ほかの漫画には無い、圧倒的な迫力を感じる。
更に言うなら、この漫画は、電子書籍よりも、紙で読んだほうが絶対良いと思う。
真っ白いキャンパスが描かれるシーンがあったりするんだけど、それは電子書籍より紙のほうが質感が感じられる・・・当たり前といえば当たり前だけど。
また、アニメは尺の関係で、けっこう原作の内容が端折られているところがある。
特に、龍二、桑名、橋田らサブキャラクターについては、原作を読んだほうが、アニメのストーリーをより楽しめるようになると思う。
ついでに、コミックには、4コママンガや、作画に関わるスタッフの紹介というオマケもついている。
アニメブルーピリオドの世界にはまった人には、ぜひ買って読んでみて欲しい。