終わりよければ全て良し。
変態アニメのくせに、最後はほろりとさせる感動的な場面を入れ、さらにタイトルもがっちりと回収。
ほぼ完璧な最終回といえるのではないか。
ミーシャが激怒した理由が良かった。
部屋に誰かが入ったことに激怒していたのならちょっと不自然だったが、「誰かが入ったことに、まったく何も思わなかった自分に失望した」という理由は、なかなか深いものがある。
つばめの過去も明らかになった。そんな雰囲気はあったけれど、出しすぎず、隠しすぎないさじ加減が絶妙であった。
一見、少女大好き残念元自衛官女のギャグアニメとみせかけて、実はストーリーの根幹に、肉親を失った女の子の成長物語が隠されていた。
原作は未読だが、こういったストーリー構成や、つばめの常軌を逸する変態っぷりの表現などには良いセンスを感じる。
かなり綺麗に終わったので、二期はなさそうだが、次回作に期待したい。
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アニメとしての出来については、さすがは信頼と安心の動画工房。
作画は文句なし、シナリオや演出も最上級のクオリティであった。
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