第6話も素晴らしかった。
金森氏のセリフがとにかく刺さってくる。
「だが!出来上がったものがクソ面白くなかったら責任は全部お前にあるからな!なぜならあんたは監督なんだ!」
「責任は全部お前にあるからな!」なんて、会社で部下が上司に言ったら完全にアウトなセリフ。立場が逆でも然り。
でも、この金森氏のセリフには不快感は全然感じず、むしろ浅草氏への愛すら感じる。
金森氏の行動は、一見打算的にみえても、作品を作るために最大限の努力をしているし、浅草氏への尊敬とか、そういうものがみえるからだろう。
ちょっと加減を間違えると嫌味になりそうなキャラを、絶妙のバランスで超魅力的なキャラクターに仕上げている、原作者とアニメ脚本家の手腕は実に見事である。
それにしても、映像研は面白い。
このストーリーの良さは、やっぱりアニメを見る人達の夢をアニメ化しているということなんだろう。
アニメをみていれば、「こんなアニメをつくってみたい」という思いにはせることがああるはず。
でも、それを実行することはできない。それには、一定以上の努力と才能と情熱が必要だからだ。
このアニメは、その思いをかたちにしているから面白い・・・というのは考えすぎかな。
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