かなり面白かった。
実は自分も理系である。
論文発表は何回もやっている。
奏ちゃんの気持ちは痛いほど分かるし、論文発表のシーンはなかなかの緊張感を持って鑑賞していた。
ストーリーの組み立てが上手いと思う。
論文が何に役に立つのか。
この論文で用いた手法の他に、似たような論文はあったか。
学生は、まったく答えられない。
こういう「噛ませ犬」をみせておくことで、虎輔が自分の研究の目的を熱く語るシーンや、奏ちゃんが教授たちの質問に対して答えるシーンが引き立ってくる。
いわゆる、ベジータ効果というやつだ。
マンガやアニメの基本的な手法の一つだけど、これさえ押さえないマンガやアニメがなんと多いことか。
まぁそれにしても、
「この分野は詳しくないので、素人と質問で申し訳ないのですが」
という質問はホント怖い。
今、もしも若返ることなら大学生になりたい。
でも、研究発表は、できれば避けたいところである。