TVアニメ『リアデイルの大地にて』は、Ceez氏によるなろう系ライトノベルのアニメ化作品である。
コミカライズも発刊中。
事故で半身不随となっていた主人公が、なぜかVRMMORPGの世界へ転生(?)し、チートスキルで無双するという、わりとありがちなストーリーだ。
この作品が「小説家になろう」でにて連載されていたのは、2010年11月から2012年12月。申し訳ないけど、ストーリーの目新しさはもう皆無といっていい。この作品を面白くできるかどうかは、アニメ化にあたってのシナリオ、演出、作画にかかってくる。
じゃあ、作品化されたアニメが面白いのかというと、かなり厳しい感じがする。
作画は悪くないけど普通。
そしてシナリオにはあまり感心しない。
原作は割と細かく様々な事柄を描写しているものの、アニメではかなりの部分をばっさりとカットしている。
おそらくはケーナが酔っ払ったところで第1話を切りたかったんだろうけど、そのおかげで内容はかなり薄く、まるで原作の上澄みを掬ったようなものになってしまっている。
湯水の如くアニメが生まれるこの状況で、はたしてこの作品をみる気になるかどうか。かなり疑問なところだ。