TVアニメ「阿波連さんははかれない」は、水あさと氏による同名マンガのアニメ化作品である。
ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)2017年1月29日より隔週日曜更新で連載中だ。
阿波連さんは、人との距離を測れない。体も声も小さい。
そんなキャラ付けだけで、ここまでの話を展開させる、水あさと氏の手腕が素晴らしい。
アニメの方も、作画、演出、動画のテンポなど、ほぼ完璧。
そして阿波連さんの声は水瀬いのりさんということで、これまた完璧なキャスティング。
というわけで、第1話は文句のつけようがない出来。また、素晴らしいアニメがはじまってしまった。なんとか、このクオリティを保ったまま、最終回まで完走してほしいものである。
特筆すべきは、制作体制だ。
制作会社はbilibili。中国の会社だ。
そしてアニメの制作は、日本のアニメ制作会社FelixFilm。
スタッフの名前にも、ズラリと日本人の名前が並ぶ。
つまり、お金は中国が出して、制作は日本、ってことだろうか?
中国のアニメは年々クオリティが上がってきているけど、話の質はまだまだで、国の規制もあるらしい。
もしかしたら、こんな感じで、中国がお金を出して、日本で制作、みたいな体制が増えていくかもしれない。
ところで、阿波連さんははかれないの原作者、水あさと氏の作品、「デンキ街の本屋さん」も面白くてオススメです。