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乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 第1話 感想 上々の滑り出し

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 TVアニメ「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」は、三嶋与夢氏による同名ライトノベルのアニメ化作品である。

 

 「小説家になろう」に投稿されていた小説であり、2018年5月よりGCノベルズから書籍版の刊行が開始され、同年10月からは潮里潤によるコミカライズも行われている。

 

 本作は、典型的な異世界転生ものだ。現代世界のサラリーマンが異世界に転生して無双し、さらに女性キャラにもモテてしまう。

 

 こういった異世界転生ものは多くの作品がつくられており、マンネリが進んでいることから、つまらない作品が多くなっている。

 

 ところが、この「 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」の原作は、典型的な異世界転生ものでありながらも、不思議とマンネリ感は感じさせない、面白いものになっている。

 

 転生した世界が乙女ゲーで男の立場が弱いという設定、魔法に加えて戦艦やパワードスーツもあるという世界観、何よりあまりパッとしない感じの主人公がイケメンキャラを倒していくストーリーには爽快感がある。

 

 また、出てくるキャラクター達の味付けや台詞回しが良い。とくにいつも皮肉めいたルクシオンが面白い。

 

 アニメの方は、上々の滑り出しといったところか。

 

 

 原作からかなりセリフや設定をはしょっているけれど、序盤はそんなに重要じゃないので、大きな問題にはならないだろう。

 作画もまぁまぁだし、戦闘シーンの動きも悪くなかった。

 

  アニメが始まる前にちょっと危惧していたのがキャラデザ。

  

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 目がちょっと気持ち悪い―――――のだが、動画で動いていると、幸いそんなに気にならなかった。

 

 アニメーション制作会社はENGI。作画も安定しているし、原作をそこそこ大事にしてくれているという印象がある。

 第1話は期待通りの出来だったので、視聴を継続することにする。

 

 ところで、前述のようにアニメではだいぶカットされた情報があった。原作は画も綺麗なので、ぜひ読んでいただきたい。