正直、今回もイマイチだった。
SNSをみていると、わりと好評のようなのだが、原作ファンとしては改悪が多すぎると感じている。
まず、ファルマが陛下に2回目の人生について語るシーン。
神々しい光につつまれる演出が追加されたが、これはやりすぎじゃなかろうか。
ファルマが陛下に背中を向けたまましゃべるというのも不自然だ。
次に、ファルマが陛下から褒美を受けるシーン。
原作では、病床から、表彰のシーンに移った。これに対し、アニメでは、病床と表彰の間に、陛下とファルマ父が話すシーンが入れられた。
これも原作と同じように、病床から回復した陛下へとつなげた方が、陛下に美しさが鮮やかに感じられると思う。
ついでに、神力計でファルマのパワーが陛下にバレ、書面でケンカを売るという面白いシーンもカットされてしまった。
極めつけが、薬局の名前を「異世界薬局」としてしまうところだ。
これは、製作者側のセンスを疑う。
ちなみに、原作では、「聖域薬局」だ。
異世界薬局にしたら面白いと少しは考えるかもしれないが、原作でなぜ避けたのか、アニメ化スタッフは考えるべきじゃなかろうか。
さて、ここからはネタバレがあるので、コミックスを読んでない人は退出されたほうがよろしい。
今回の序盤に「カミュ」を登場させたところをみると、このクールで黒死病編までやるつもりなのだろうか。
確かに見せ場であるし、盛り上がるところだろうけど、8巻分のボリュームがあるし、どう考えても放送時間が足りないので、かなりのエピソードを削る必要がある。
物語として、かなり薄いものになってしまわないか、今から懸念している。