深夜のランダム・ウォーク

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異世界薬局 第11話 感想 奇跡という印象は受けなかった



 アニメ異世界薬局は、次回第12話で最終回らしい。

 

 ずいぶん、省略したな・・・・

 

 普通は、漫画原作5、6本分で、アニメ12話程度になる。しかし、異世界薬局は8巻分の原作を12話にまとめようとしているので、原作は大幅にカットされてしまう。

 

 12話で考えた場合、黒死病編をクライマックスにもってくるという判断は正しい。だとするのなら、わざわざアニメ化する必要が無いシーンはいくつかある。例えば、キャスパー教授のエピソードは、無くても良かったんじゃないか。

 

 そして原作ファンとして感心しないのは、セリフを変えて、原作キャラの性格を改悪してしまっているところだ。

 

 例えば、原作では、エレンは、「覚醒」したファルマを前に、最初は動揺したものの、それなりにがんばるキャラクターとして描かれている。ファルマがエスターク村へ行こうとしたときも、ファルマじゃなく、自分が行く、と発言している。

 

 しかし、アニメでは、ファルマがいないとダメ、というセリフに変更されてしまった。

 アニメ全般に、何かそういう後ろ向きというか、どっちかというと「かっこ悪い」

方向に変えられているのは、いったいどういうことなのか。

 

 ついでに、今回の副題は原作第29話のタイトル「エスターク村の奇跡」を使っているが、内容に合っていない。アニメでは、重要なセリフやシーンがカットされているので、まったく奇跡という感じは受けなかった。

 

 「よふかしのうた」のように、原作の魅力がアップされているような作品がある一方で、このようにつまらなくなってしまう作品もある。仕方がないことではあるけれど、原作は好きな作品だっただけに、非常に残念である。